India(インド)まとめ

今回の旅で2024年4/19〜6/16、7/4〜11のトータル2ヶ月以上滞在したIndia(インド)で感じたことなどなど。
Rs1≒1.93円(2024年7月現在)。
ちょっと値段に関しては前のことすぎてうろ覚えなところもあるから参考までに。
ずいぶん長く滞在したし、感じたことが多すぎてメッチャ長くなりそう…。書くのめんどくさいから書かなくてもいい?(笑)

それと前のBlogで『国民性を悪く言うようなことは書かない』って書いたけど、今回はちょっと書いちゃうかも。
インド人はオレの感覚とは違うところが多すぎて…。なるべく悪く言わないようにフラットに書くように気を付けるけど、
悪口に聞こえちゃったらごめんなさい。

  • メシ…みなさんの想像通りなんでもカレー味なんだけど、何食ってもメッチャ美味かった!飽きることは1度もなかったな。
    オレはインド飯大好き!
    カレーの種類はメッチャ多くて、貧乏舌のオレには『昨日食ったのと同じじゃね?』って思うことも多かったけど、
    きっとインド人にとっては全然違う味なんだろうね。
    モモっていう餃子みたいな食い物だけ、どうしても日本の餃子と比べちゃって不味くはないけどちょっとイマイチって思ったけど、
    他はなんでも美味かった!
    屋台飯も色々食ったけどどれも絶品!
    でもどれも結構油っぽい。まぁカレーだもんね。そのせいか年配の方は立派なお腹してる人がかなり多いね。
    旅行者向けのレストランだとカレーとロティでRs300〜500(≒580〜966円)、
    地元の人が食うような食堂でRs100〜200(≒193〜386円)、屋台の軽食みたいなのでRs30〜50(≒58〜96円)とかかな。
  • 酒…州によって値段が全然違う。銘柄によっても値段はちょっとづつ違うけど、1番安かったのがGoa(ゴア)かな。
    500缶でRs80(≒154円)くらいだった気がするな。
    Delhi(デリー)はRs130(≒251円)くらい、Hampi(ハンピ)は大瓶でRs250(≒483円)だった気がする。
    基本的には酒屋でしか売ってなくて、レストランとかではほとんど飲めない。バーがある街も少ないね。
    州によっては酒販売禁止の州もあった。Bodh Gaya(ブッダガヤ)なんかは酒売ってなかった。
    いろんなビールがあるけど、どこ行ってもあるのは『KINGFISHER(キングフィッシャー)』。
    他のビールもそうだけど、苦味が少ないというかちょっと甘い気がして、オレはあんまり好きではないな。
  • タバコ…スゲーいろんな種類のタバコがある。いつも『1番安いの』って言って買ってたんだけど、ちょっと短いタバコが10本入って
    Rs50〜60(≒96〜116円)。どこかでキャメルの値段聞いたら20本入りでRs300(≒580円)以上だったな。
    1本づつバラ売りもしてるよ。タバコは街中どこでも売ってる。
  • 宿…どの街でもドミトリーの宿に泊まったけど、オレが泊まったところで1泊Rs350〜600(≒676〜1,160円)くらい。
    もっと安い宿もあるし、なんなら個室でこの値段以下って宿もAgodaには出てるけど、口コミメッチャ悪い。
    清潔度とかロケーションとかを考えると、上記の金額が妥当って感じかな。
    オレ自身、『インドの宿ってどこもヤバそう』って思ってたんだけど、実際はそんなことなく普通にキレイな宿だったよ。
    インドは国内旅行してるインド人がめっちゃ多くて、どこの宿でも必ずインド人の宿泊者がいたね。
  • その他物価…水1LでRs20(≒38円)、ジュース300mlくらいの小さいペットボトルでRs20、750mlのでかいのでRs50(≒96円)
    チャイ1杯Rs10(≒19円)とか。シャンプーや石鹸なんかの日用品も、値段は忘れちゃったけど日本より全然安いよ。
  • 交通…長距離バスがいっぱい走ってる。バスターミナルや旅行代理店で、席の空きがあれば当日でも買える。
    何度か『12go』ってサイトで予約もしてみたけど、ちゃんと予約できたよ。
    道は悪いし、スピード落とさせるための凸部がアチコチにあって結構揺れる。
    交通ルールはマジでヤバい!クラクションずっと鳴らしてるし、逆走・追い越し追い抜き・強引な割り込み・ノールック右左折当たり前。
    なんだろ、クラクション鳴らしたもの勝ちというか、頭突っ込んだもん勝ちというか、もうどんなルールなのか全然わからない(笑)
    こうやって文章で書くと東南アジアの他の国と変わらないんだけど、実際目でみると結構ヤバいよ!
  • 鉄道…インド旅と言えば鉄道ってよく聞くけど、チケットは予約が必要で取るの結構難しい。
    乗りたい人はチケットの取り方紹介してるサイトがいっぱいあるから調べてみて。
    結構先の分まで予約埋まってることが多いから乗りたい人は早めの予約を。
    ネットでの予約って公式サイトからしかできないと思ってたんだけど、旅の最後の方に知ったけど、
    たまたま会った日本人は上記の『12go』でも列車の予約ちゃんとできたって。
    オレ自身は旅のスタイル的に予約って向いてないからあんまり乗らなかったけど、旅行代理店で空きを調べてもらって予約の仕方教えてらって
    駅に直接行って次の日のチケット買ったよ。
    予約が必要なくて激安の『ジェネラルクラス』って等級の席もあるけど、みんなが想像するようなインドの超満員でゴッチャゴチャの座席。
    無賃乗車、座席なし、床に寝てるが当たり前のクラスね。どのサイトでも治安が悪いからお勧めしないって書いてある。
    オレ自身は2度乗ったけど、2度とも大混雑ってほどではなくてまだマシだった。心配してた治安も、周りの人と仲良く喋ったりして
    怖い目には合わなかったな。まぁ乗ってみたい人は自己責任で。
    今回の旅で1番下のジェネラルクラスから上から2番目の寝台席まで乗ったんだけど、上のクラスにはそれなりの経済力のある人が乗るから、やっぱり身なりも綺麗だし金持ちっぽい人が多いし治安もいい。
    ジェネラルクラスはボロボロの服着てる人が多いし、大混雑すれば確かに治安悪そう。
    1本の列車にインド社会の縮図があるなと思った。いい経験だったよ。
  • 人…これ、書くの難しいな…。
    基本的には親切な人が多いしみんなフレンドリー。写真が大好きみたいで、しょっちゅう一緒に写真撮ってって言われたよ。
    多すぎてうんざりするくらい(笑)
    基本的に距離感がスゲー近い。実際の距離感も心の距離感も。スゲー話しかけてくるし、ちょっと話せばもう友達って感じだし
    『この距離に入ってきていいのは彼女か満員電車に乗ってる時だけ』って距離に普通に入ってくる。
    実際インド人は男同士でも手繋いで歩いてたりするからね、ゲイとかではなく。日本人とは距離感の取り方が全然違うんだろうね。
    それとこれはネットでもいろんなところに書かれてるけど、結構間違ったことを言われることが多い。
    道とか尋ねると、さっきは右って言われたのに今回の人は左、で、実際は後ろだった。なんてこともしばしば。
    でも彼らは『わからないって言うのは不親切、何か教えてあげなきゃ』って考えのようで、騙そうとかって思ってるわけではないらしい。
    こっちとしては分からないものは分からないって言ってくれたほうが有難いんだけど、まぁ彼らの親切心だから恨めないよね。
    だから道聞きたい時なんかは絶対数人に聞いた方がいいよ。
  • 街…どこもゴミだらけでスゲー汚ねぇ。道端にゴミがいっぱい落ちてるし、アチコチゴミ捨て場みたいになってて大量のゴミが溜まってるし。
    みんな普通に道にゴミ捨てるからね。歩きながらポイ捨てとか、バスの窓から投げ捨てたりとか当たり前。
    異臭が漂ってる場所もチラホラ。
    でも中にはそれを良くないって思ってる人もいて、ハンピの宿の女性オーナーなんかは何度か一緒に出かけたけど、
    その度にゴミ拾いして帰ってきてたしね。少しでも多くの人がちょっとでも環境問題について考えてくれたらなって思うよ。
  • 物乞いやストリートチルドレン…多さには驚いた。特に首都デリーや貧しい州では多かった。
    子供がお金や食べ物をねだってくるのは本当に考えさせられる。この子は一生こうやって生きていくのだろうか…って。
    そういう人たちはカースト制度の最下層の人たちがほとんどらしく、カーストによる差別は法律で違法とはなっているものの
    未だ根強く残っているらしい。彼らが早く社会に出て人並みな生活を送れるようになって欲しいって心から思うよ。
  • 英語…みーんな英語スゲー喋れる。
    インドの公用語はヒンディー語だけど、他にもすごい数の言語があって訛りも含めると数えきれないほどらしい。
    自分の住んでるところから20km行くと、もう言葉が通じないとかザラなんだって。
    で、そういう人たち同士がコミュニケーションとるのに英語を使うわけ。だからインド人同士で英語で会話してる場面はしょっちゅう見る。
    さっきまでヒンディー語で喋ってたのに突然英語に変わってまたヒンディー語に戻るとかってシーンもよくあって、
    なんでそうなるのか聞いたら、相手に合わせてヒンディー語で喋ってるけどヒンディー語でなんて言うか分からないとか、
    訛りを標準語でなんて言うのかわからないからとかって理由で英語が途中で混ざるんだって。すごいよね!
    英語ペラペラのインド人だけど、発音に癖のある人が多くて聞き取るの大変。
    最初の方はマジで何言ってんのか全然分からなかったし、今でも人によってはなかなか聞き取れない。
    でも西洋人なんかはインド人と普通に会話してるから、オレの英語力の問題だろうね。
    オレのクソみたいな英語もこうやって『なんて言ってるのか全然分からん』って思われてるのかもなって思ったよ(笑)
  • お腹…いつお腹ぶっ壊すかと思ってたんだけど、なんとこれだけ長く滞在して1度も壊さなかった!
    むしろ日本にいる時よりも調子良いくらいで自分でもビックリ!
    ウォーターサーバーの水、浄水器の水、食堂でタダで出てくる水、街中の給水所の水なんかも普通に飲んでたし、
    食わないほうがいいって言われる生野菜もバンバン食ったしフルーツジュースもよく飲んだし。もちろん屋台メシも何度も食ったし。
    インドだからって特に何か気を付けてたことは無い。
    オレの腹は世界に通じる!って思った(笑)まぁ1年旅してお腹も海外に慣れてるんだと思うけどね。

そんな感じかな。本当はまだまだ書きたいこといっぱいあるんだけど長くなりすぎるからここまで。

インドで一番感じたことは、今までもどの国でも日本人とは感覚が違うって思ったシーンはいくつもあったけど、
インドでは全ての感覚が違う。常識が違う。
『これが本当に同じ地球上にある国なのか』『これが同じ人間なのか』って思うくらい、オレとは感覚が違うし全ての常識が通用しない。
毎日何かにイライラしてた。でもそれがスゲー面白かったし、色々考えさせられた。
オレの常識って所詮日本国内だけのものだし、今までスゲー狭い世界で生きてたんだなって思わされた。

インド人って、良くも悪くも自分の感情に素直なんだと思う。あまり人に気を遣わないし、自分のしたいと思った通りにする印象。
街中でふざけ合ってる大人や道端で怒鳴り合ってる姿は毎日のように見るし、客ほったらかしで喋ってたり、
聞きたいことがあれば割り込んででも質問するし。
やりたい通りにやる。それが誰かに嫌がられるかとか考えない。嫌がられなければOK。嫌がられたら注意されるだけ。
注意されたことに納得いかなければ言い返す。
楽しい時は笑うしムカついたら怒るしとか、喜怒哀楽がハッキリしてるしそれを隠さず表に出す。
インド人を見てると、それって動物として当然のことだなと思う。日本人は忘れちゃってることなんじゃないかな。
オレたちだって人間である前に動物だもん。
でも、日本人みたいに相手に気を遣ったり、思ったこと何でもかんでも言わない・感情をコントロールすることが悪いとは思わないよ。
みんなが気持ち良く生活するには必要な能力だし、それが日本の文化で日本人のいいところだと思うし、人間だからできることだとも思うから。
でもインドに来ると、今まで自分の心に分厚い蓋をして、ほんのちょっとだけ溢れた感情しか表に出してなかったんじゃないかと思うし
相手にどう思われるかばかり気にして行動できないことが多かったんじゃないかと思った。
もう少しだけ蓋を薄くして隙間を作ってもいいんじゃないか、もうちょっとだけ溢れる感情が多くてもいいんじゃないか。
そうすればもっと気が楽だし自分らしくいられるんじゃないか、できることが広がるんじゃないかって思った。
1ヶ月間一緒に旅したフランス人が言っていた『インド人は全く人に気を使わない。でも日本人は人に気を使いすぎだ』って言葉は印象的だな。

あ、フランス人と一緒に旅したのもインドでの大きな思い出の一つ!

一部では『バックパック最上級編』って言われるインド。まぁオレはまだ10カ国しか行ってないから果たしてこれが最上級なのかまだ分からないけど
確かに今まで旅した中では格段に難易度は高かった。
移動・人・暑さ・英語・広すぎる国土…何をとっても今まで訪れた国とは比べ物にならない難しさがあったね。
でもここを2ヶ月旅できたことは今後の旅の自信に繋がった。
昔から『オレはどこに行ってもやっていける』って根拠のない自信があったけど(笑)、より自信が付いたな!

ハマる人はドハマリする・ムリな人は全然ムリっていう、好みが両極端に分かれるインド。
オレは見事にハマったね。今はちょっとお腹いっぱい感はあるけど、絶対また来たいって思う。でも住むのはちょっと無理かな(笑)

途中で知り合ったドイツ人が『インドは小さな世界だ』って言ってた。彼はインドでドイツ語教師を目指す先生。
さすが国語の先生、めっっちゃ上手いこと言うなと思った。
ここには色んな言語、色んな文化、色んな人が存在する。まさに『小さな世界』!
スゲーよ、インド!人生観変わるぜ!

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