Unye(ユンエ)出発前の貴重な経験

10/10(Thu)

今日はUnye(ユンエ)を離れてMarmaris(マルマリス)へ。出発は18:00だけど、17:00にバス会社のオフィスでピックアップ予定。
それまで暇。

宿は午前中にチェックアウトして荷物だけ預かってもらって、まずは黒海沿いのベンチへ。
そういえば前までいた街Trabzon(トラブゾン)で買ったSIMカードのアプリをダウンロードしてなかったと思ってダウンロード。
このアプリがあればあとどれくらい使えるのかとか分かるからね。
で、アプリダウンロードして開いてみたら、このSIMの有効期限があと10日、10/20までになってる。
え?10/5に1ヶ月有効の買ったのにおかしくね?と思って、街にあるこのSIMの通信会社のショップへ。

店員に事情を説明。英語はほとんでできないから翻訳アプリでの会話。
結局『このSIMは10/20まで。もっと使いたかったらトップアップするしかない』だって。全然納得できない。
『1ヶ月有効って言われたのに?』とか、レシート見せて『1,300TL(≒5,651円)も払ったのに?』とか『オレは騙されたの?』とか聞いたんだけど
どうにもならないらしい。
アプリでの会話だからちょっとイマイチなところもあるけど『騙したんじゃない。システムが変わった』みたいな、絶対ウソくさいことも言ってたな。
話にならないからとりあえず退店。

近くにもう1店ショップがあるからそっちへ。
また事情説明したら、こっちの店員はタブレット使って色々調べてくれたけど、『このSIMは1ヶ月じゃなくて25日間だね』って返事。
25日間なことにも納得いかないけど、25日間だったとしても10/20までっておかしくね?って言ったら
『10/20にオレにメッセージして。そしたら無料でインターネット使えるように手続きするから』って言って電話番号書いた紙渡された。
でもこれも怪しいな、本当にやってくれるのか?だったら今やってくれればいいじゃん。メッセージしても絶対シカトされる気がする。
ここも退店。

さらにもう1店のショップへ。ここは完全に最初の店と同じ対応だったからサッサと退店。
ちょっとありえないでしょ。高い金払って1ヶ月有効の買ったのに、2週間しか使えないなんて。
オレが買ったSIMは『Turkcell』って通信会社。トルコでは大手らしいけど、あんまりオススメしないな。
オレ自身もこんな目にあってるし、この件を友人に話したら、彼も前にトルコでこの通信会社のSIM買って同じようにトラブってるって。
もうこの街にはショップなさそうだから、マルマリスついたらまたショップ探して行ってみるよ。

なんかヘコみながら街をプラプラ歩いてたら、この街に着いたときに最初に話しかけてきたおっちゃんと道端で遭遇。
ちょっと喋ってたら彼の友人2人がやってきて、オレのこと紹介してくれた。
すると1人が『コンニチハ!』え?日本語喋れるの?って聞いたら『喋れるよ!20年日本で働いてた』だって!ビックリ!
『飲みのもご馳走するよ』って言ってくれて、近くのカフェでお茶。

名古屋とか大阪で働いてたらしく、若干関西弁の日本語。
色々喋ったんだけど、『昔トルコの船が沈没したの知ってる?その慰霊碑がこの街にあるんだよ』って教えてくれた。
この話はオレもちょっとだけ知ってて、トルコの船が日本で沈没したときに日本人が助けて、それ以来トルコは親日国家になったって話。
後でちゃんと調べたら『エルトゥールル号遭難事件』っていうんだけど、昔、和歌山でトルコのこの船が沈没して500名以上の人が亡くなったんだけど、和歌山の村民の懸命な救助活動のおかげで69名のトルコ人の命が助かったんだって。
この事件をきっかけにトルコは親日国家になったらしく、トルコでは教科書に載るほど有名な話なんだって。
で、その事件の慰霊碑がこの街にあるらしい。そんなこと全然知らなかった。
彼の話では、その船の乗組員の半分以上はこの街の出身だったんだって。

メッチャ驚いたよ。
『エルトゥールル号遭難事件』の慰霊碑がこの街にあるなんて全然知らなかった。
何も知らずたまたま来たこの街で、たまたま会った日本語喋れるトルコ人から教えてもらった事件の慰霊碑。
オレ自身まだトルコに来て数日だけど、この国はスッゲー楽しいし居心地いいなと感じてて、そのトルコが親日国家になった由縁がこの街にあるなんて。
スゲー『引き』だなと思った。運命的なものを感じたよ。

慰霊碑までは歩いて40分くらい。彼に『今からちょっと行ってくるよ』って言うと『車で来てるから連れてってやるよ』だって!
彼の車に乗って10分くらいで慰霊碑到着。

たいして大きくない慰霊碑とモニュメント。日本とトルコが繋がった事件の慰霊碑。
最近ここで殺傷事件があったらしく、柵に鍵がかかってて中には入れなかったのが残念だったけど、見にこれてよかった。
すぐ近くの彼の友人のレストランでまたお茶ご馳走してくれた。

車に乗って今度は『オレのお兄さんがやってる障害者の学校行く?』って言ってくれて、連れてってもらった。

学校自体はもう授業はやってなくて生徒は全然いなかったから、最上階の応接室みたいなところでまたお茶しただけだったんだけど、
こういう学校に入ること自体普通はなかなかできない経験だからね。貴重な経験だったよ。

彼とは連絡先交換。街まで送ってもらって、最後に『困ったことあったらいつでも連絡して』って言ってくれてサヨナラ。
ユンエ最終日。メッチャいい出会いと貴重な経験に感謝!!

 

 
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