Giza(ギザ)からCairo(カイロ)へ

7:30起床。
今日、峰ちゃんは日本へ帰国。8:00にタクシーで空港向かうって言うからお見送り。
一緒に宿出て通りでタクシー手配。すぐにタクシー到着。
10/21にIstanbul(イスタンブール)で合流したから、ちょうど2週間か。わざわざこんな遠くまで来てくれてありがとう!
楽しい時間だったよ!気をつけて帰ってね!

バイバーイ。

オレも今日からCairo(カイロ)に行くことにしたから、宿で朝飯食って荷物片付け。
10:00にチェックアウトして、屋上から最後のピラミッド。

マジ、最高のロケーションの宿だったな。
4000年以上前に建てられて未だこんなに壮大なピラミッドをここから眺めていると、たかだか数十年生きて数ヶ国回った程度で、世界を知ったような
気でいたオレがどんなに愚かでちっぽけだったかと恥ずかしく思う。
世界にはまだまだこんな景色が溢れてて、その度にオレの小ささを思い知るんだろうな。やっぱり旅、まだまだやめられないや。
1日中ここで眺めてたいと思ったけど、そろそろ行かなきゃ。
名残惜しいけど、さらばピラミッド!最っっっ高だったぜ!

Giza(ギザ)とカイロは隣町。昨日は峰ちゃんいたからタクシーで行ったんだけど、今日は1人だからローカルバスに挑戦。
10:30、Googleマップ見ながらバス停に行こうとしたら、宿出てすぐのところでおっちゃんに『どこ行くの?』って話しかけられ
『カイロ』と答えたら『そっちじゃない、あっちの通りで2001番のバスに乗りな』って教えてくれた。
2001番のバスなんてGoogleマップでは出てこないけど、せっかく教えてくれたからそっちで行くことに変更。

大通りに出ると目の前に2001番のバス。どうやらここが始発で、出発待ちみたい。
車掌のおっちゃんに『カイロ?』って聞くと『イエス、乗れ乗れ!』って言われたから乗車。
このバスがカイロに行くのは確かだろうけど、カイロったって広いし、カイロのどこに向かうのか、オレの予約した宿の方に行くのか全く不明。
ま、とりあえずこれ乗ってカイロ方面行って、宿とはてんで違う方面向かい始めたら降りて誰かに聞いて違うバス見つけるかメトロ乗るかすれば
どうにかなるでしょ。所詮隣町だしまだ10:00ちょっと。どうにでもなるもん。

ちょっとするとバス発車。車掌が回ってきて運賃支払い。
英語通じなかったから、適当に50E£札出したら20返ってきたから、運賃は30E£(≒94円)だね。

しばらくすると車掌がまた来て『どこ行くんだ?』みたいな感じ。
地図見せて『ここ』って言っても分かってもらえず、『ダウンタウン』って言っても分かってもらえず、『ミュージアムの近く』って言っても
分かってもらえず。
近くに座ってた乗客のおっちゃんが通訳に入ってくれて、車掌が『OK!メトロメトロ』って言うから、どこかでメトロに乗り換えっぽいね。
多分これで、降りるバス停に着いたら教えてくれるはず。
すると今度はちょっと離れた席に座ってたおばあちゃんが地図見せろって言ってきて、スマホ見せると自分とオレを交互に指差しながら
『一緒一緒』って言ってきた。おばあちゃんも同じ方面に行くみたい。『案内するよ』みたいな感じ。

ちょっと行ったところでおばあちゃんに呼ばれて一緒に降車。近くにメトロの駅があるのかと思ったら、すぐ後ろから来たバスを停めてくれて、
運転手に行き先告げてくれた。オレの宿の方まで一緒なのかと思ってたけど、おばあちゃんはここでサヨナラみたい。
チョー親切にしてくれてありがとう!

新しく乗ったバスは10E£(≒31円)。
ミュージアム前まで来たところで車掌が『ここだよ』って教えてくれて降車。
たかだか2時間弱、バス2本乗り継いだだけだけど、いろんな人に助けてもらって優しさに触れて、感動したバス移動だった。
エジプト人ってあんまりいい話聞かくてちょっと構えてたんだけど、なんか思ってたのと全然違うな。
ギザの宿のスタッフもそうだったけど、スゲー親切で優しいじゃん。
やっぱこういうことってどう感じるかは人それぞれ。人から聞いた話やネットの情報ばかりを鵜呑みにするんじゃなく、自分で感じてみることが1番よ。
だからこのBLog読んでくれた人も、オレの話を鵜呑みにしないで、参考程度に話半分ぐらいで読んで。

5分くらい歩いて宿到着。12:00チェックイン完了!

ちょっと休憩して、13:00ごろお出かけ。今日の目当てはCave Church!それとそこまでの道中!
Cave Churchまでは約6km。もちろん徒歩で。

まずは昨日も行った『Khan el-Khalili』ってバザールとその周辺。大混雑・メッチャカオスでスゲー楽しかったから、今日は1人で自分のペースで散歩。

カオス!楽しすぎ!!

お!焼きイモ!
バザール内をあちこちブラブラ。

バザールの小道はお洒落!
この周辺スゲー楽しいな!
でも今日は昨日ほどは混んでなかった。昨日は日曜日だったからね、三社祭かよってくらい混んでたけど、今日は町内会のお祭りくらい。

バザールを抜けて、再びCave Churchに向けて出発。
途中通った住宅街は、ちょっとあんまり雰囲気良くなかったな。Googleマップだと『Al-Azhar Park』って公園の東側の大通り越えたあたり。
バザール辺りからCave Churchに行く直前に通称『ゴミの街』って呼ばれるところを通るんだけど、そのさらに手前の地域。

写真は行きの明るい時。
人はほとんどいないし、住んでんだか住んでないんだかわからないけど、どの家も門を閉めてガッチリ鍵かかってるし野犬も多いし。
帰りも夕方薄暗くなってからも通ったんだけど、街灯も無いから暗くなってからはあんまり通らないほうがいいんじゃないかな。

さらに先へ。通称『ゴミの街』。衝撃だった。

こんな細い通りを登って行った先は、まさに『ゴミの街』。

なんでも大都市カイロ中のゴミがここに運び込まれ、手作業で分別され、そのうち8割程度がリサイクルされるらしい。
この辺りどこに行っても異臭が漂ってるし、場所によってはかなり強烈。ハエの数も凄まじい。人の2倍も3倍もの高さにまで積み上げられたゴミ。
でもこんな中で子供は元気に遊んでるし、ゴミに囲まれた中でお茶飲んで談笑してる人やメシ食ってる人まで。

エジプトはイスラムの国。
ここに住んでる人はコプト正教会という、れっきとしたキリスト教一派の教徒がほとんどらしい。この街中にはキリストの飾りが多くある。
元々は豊かな生活を求めてカイロに移り住み、養豚のためにゴミ回収を始めたらしいけど、果たして今でもその理由でこの仕事をしているのだろうか。
宗教的マイノリティーだからこの仕事しかできないんじゃないのか。
宗教的マイノリティーなこと、イスラムでは不浄な豚肉を食うこと、ゴミ処理の仕事をしていること、いろんな面で差別を受けているんじゃないのか。
現にイスラム教徒はこの地には全く近づかないらしい。
『ゴミの街』。衝撃だった。ピラミッドなどの華やかな面だけじゃない、カイロの裏側。
気になる人はぜひ。カイロの東側『マンシェット・ナセル』って地域。こういう裏側を知るのも旅ならでは。
ただ、人によっては怖いと感じてしまう人も多いかも。スラム街ってほどではないけど、似た雰囲気はあるからね。

 

ゴミの街を抜けて、いよいよ目的地のCave Church到着。入場料はなし。

この中に教会があるらしい。いざ入場!

う〜ん、イマイチこの凄さが伝わるような写真が撮れない…。
これ、何人入れるんだろろう。ものすごいデカい、半外の洞窟に造られた教会。まるでコンサート会場みたい。

近くにはもう1つ洞窟の教会。

大きさ的にはこっちの方が小さいけど、こっちも美しい。

さらにもう1つ。

ここは椅子もない、本当に小さな洞窟。でもそのぶん厳か。
どれもそれぞれおもむきがあって素晴らしいCave Churchだった!

もう夕方。またゴミの街を通り、薄暗い中雰囲気良くない街を通り、カイロの繁華街を通り、宿へ。今日17kmも歩いた。

朝から峰ちゃん帰国、宿からの最後のピラミッド、バスで親切にされて、バザール近くでカオスな雰囲気を楽しんで、久しぶりに怖そうな場所を通り、
ゴミの街で考えさせられ、Cave Churchでは美しさに感動。
今日はいろんな思いをして17kmも歩いて、心も足もパンパン。
素晴らしい1日だった!おやすみなさい!

 

 
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