アタマ疲れた

今日も街を散歩。
宿出てすぐのところでバイクタクシーのおっちゃんに捕まりしばらくお喋り。
ここNakuru(ナクル)おすすめの場所とかKenya(ケニア)おすすめの場所とか教えてくれたよ。
ここの後どこに行くかまだ決めてないんだけど、候補の1つMombasa(モンバサ)への行き方を聞いたら、ここから夜行バスで1本で行けるとのこと。
一旦Nairobi(ナイロビ)に戻らないと行けないと思ってたんだけど、1本で行けるならモンバサに行こうかな。
色々教えてくれていいおっちゃんだった。バイク乗れよとか一言も言われなかったし。やっぱ都会より田舎の方が親切な人や穏やかな人が多くていいな。

中心街の方へ行ってフラフラ。

小さな店が数件並んでて、服や工芸品や絵なんかが売ってて面白かった。

しばらく歩いてたら、若めの女性2人組。1人がオレに気付いて他の方を見てたもう1人の女性の服を引っ張り『アレ見てよ』みたいな感じで、
2人してオレをバカにしたような顔しながらクスクス笑っててさ。スンゲー気分悪くなって今日の観光はおしまい。
まぁケニアに限らず今までどこ行っても外国人が珍しいのかガン見されることはしょっちゅうあって、でもそれくらいだったらもうあんまり気に
しないんだけど、ちょっと今日のこれはかなりムカついちゃってさ。
もちろんこの街でもガン見されることは何度もあったし、からかうような態度とってくる人たちもいたけど、今回のはあからさま過ぎて許せない。
まぁね、アジア人の男が現地の女性みたいにブレイズして歩いてれば不思議に思うのもわかるんだけど、そんな目で見て笑う必要なくない?

宿まで戻る途中もいつも通り色んな人に見られたり話しかけられたりしたんだけど、こういう日に限って他にも若いヤツらがこっち見て笑ってるの
がいてキレそう。ってか機嫌悪いからそういうヤツらがいつも以上に目についちゃう。
15時半くらいには宿戻ってきちゃった。
 

これってさ、黒人差別とか国際問題になってるけど、当の黒人たちがこういう態度を取ってるんじゃいつまで経っても黒人差別なんて
なくならないんじゃないかと思った。
珍しいものを見てガン見するのと、見てバカにした態度を取ったり笑うのとじゃ話が全然違う。前者はただ興味があるだけ。後者はイカンでしょ。
まぁ日本人にとってはガン見も失礼なんだけど、そこは文化の違いなんだって理解はできる。でも人の姿形を見て笑うのはダメでしょ。
あなた達が今までされて嫌だったことを他人にもしてるんだよ。

差別は良くないってそんなのはわかってるんだけど、じゃあ差別されてる側には何の問題もないのかって話。
オレは昔から、例えばイジメとか煽り運転とかパワハラとか、当然やる側が悪いのはもちろんなんだけど、じゃあ虐められる側とか煽り運転される側、
パワハラされる側には問題はないのかと思うだよね。
煽られるようなクソみたいな運転してたんじゃないの?パワハラされるようなしょうもない仕事しかしてないんじゃないの?って。
それを煽るって形で仕返ししたりとか、ハラスメントって言われるくらいキツく言うのが良くないのもわかるんだけど、
やった側ばっかり問題視されて、やられた側が問題にならないってのはおかしいと思うんだよね。やられる側にも何か問題があるからやられるんでしょ。
今の黒人差別の問題ってこれと同じじゃないかと思うのよ。
もちろん色が黒いからってだけで差別するのは論外。最初は肌の色で始まった差別だろうけど、でも今はそれ以外にも何か本人たちにも問題が
あるんじゃないかと思っちゃうんだよね。今日みたいにさ。差別されてるってとこばかり問題視されて、今日の彼女たちの態度は問題視されないの?
もちろん大前提として、差別もイジメも煽り運転もダメ。でもその原因にも目を向けないとダメじゃない?
いくらみんなで『差別はダメ!』って叫んでも、当の差別を受けてる人たちの中に今日の女性のような態度を取る人が大勢いるなら、
そりゃいつまで経っても差別は無くならないよ。

その点日本はいいなと思った。基本差別ってないじゃん。一部、部落差別とかはあるし、内心どっかの国民をバカにしてる人はいるだろうけど、
それを表立ってバカにしたりはしないし、特に容姿で差別することってほとんどないよね。
日本人は黒人を見ても、珍しいとは思ってもバカにした態度は取らない。ガン見もしない、日本ではそれは失礼だから。
何か思ったとしても表に出さない、それが差別だって知ってるから。相手が傷つくことを知ってるから。日本人っていいなって改めて思った。

もちろんケニアにだっていい人はいっぱいいるよ。宿近くで話したバイクタクシーのおっちゃんはスゲーいい人だった。
昼飯食った時相席したおばちゃん2人組も気さくに喋ってくれて『その頭メッチャ良いじゃない!』って言ってくれたし。
でも、一部さっきの女性のような人たちがいるせいで黒人自体のイメージが悪くなるし、差別が生まれる原因でもあると思うんだよね。

そうそう、ちょっと話は逸れるけど、一緒に飯食ったおばちゃんはふざけて『ケニアで結婚しなよ!あ、でも黒人でも大丈夫?』って言ってた。
オレは肌が黒いとか白いとかどうでもいいと思ってるんだけど、本人たちにとってはコンプレックスなんだろうなって思った。
別に白かったり黒かったり黄色かったりで何が違うの?色が違うことにそんなに意味があるの?ってオレは思うけど、黒人差別っていう長い負の歴史が
本人たちに根付いてるんだろうなと思った。

オレ、もうブレイズヘアやめようかな。長くて慣れないのもあるけど、このせいで笑われてるところもあるならもう終わりでも良いかなって感じ。
ブレイズにしてから前より見られるからね。それで気分悪くなって観光できないんじゃもったいないもん。
やめたってアジア人ってだけで見られるんだろうけど、オレがアジア人ってのは変えられない事実。でも髪型は変えられるもん。
それでちょっとでも気持ちよく旅できるならって感じかな。
まぁ人の目なんて気にしなきゃいいんだろうけど、やっぱ今日みたいなことあるとムカつくし。

そんなことを思って昼寝。
夕方起きて、宿近くへ晩飯食いに。

今日もウガリ。4食連チャンだけどまだいける!
それに今日のおかずはメッチャ美味かった!牛肉のスープとキャベツの炒め物。見た目は毎食同じようなの食ってるけど、今回のはガーリックも効いて
しっかり味ついてて、最近食った飯の中で1番美味かったな!300KSh(≒343円)。

帰りに酒屋へ。
昨日もここでビール買ったんだけど常温のビールしか置いてなかったから、店員のおねぇちゃんに『明日も来るから1本冷やしといてくんない?』って
お願いしてあったんだ。今日行ったらちゃんと冷蔵庫で冷やしといてくれてたよ。ありがとう!
そのままおねぇちゃんとお喋り。店員側と客側は格子で仕切られてるから面会みたい(笑)
ナクル湖のこととか聞いたら調べて連絡するよって言ってくれて連絡先交換。他にもたわいもない話して30分くらい喋ってたかな。いいおねえちゃん。

時計見たら20時半。そろそろ帰るねって言ったら、危ないからバイクタクシーで帰りなよ、とのこと。
おねぇちゃんにはオレの宿の場所の話もしてるから『すぐそこじゃん、たった3分だよ』って言っても『危ないよ』だって。
なるほどね、女性だからってのもあるだろうけど、まだ20時半くらいでもケニアでは1人で歩くのは危ないのか。
結局歩いて帰ってきたんだけど、角を2つ曲がって、あとは数十メートルまっすぐ行けば宿ってところまで見送りしてくれたよ。
しかも部屋着いてちょっとたったら『ちゃんと帰れた?』って電話までしてくれて、本当優しいおねぇちゃん!
こういういい人もいっぱいいて、そう思うとやっぱ何で差別なんてあるんだろうと改めて考えちゃうな。

色んな人に会って、無いアタマで色々考えさえられた1日だった。疲れたわ。アタマが。

 

 
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