パタゴニアの旅を終えて

10/11にLas Grutas, Argentina(アルゼンチン・ラス・グルータス)からパタゴニアに入って、
11/26にPuerto Montt, Chile(チリ・プエルト・モント)を出るまでのトータル47日間かけたパタゴニアの旅もいよいよおしまい。
思ってたよりずいぶん長いこと旅してたな。

今回のパタゴニアの旅、行くずいぶん前になんとなく思ってたのは『アルゼンチン側を南下、チリ側を北上』ってルート。
アルゼンチン側をバスで南下して『世界の果て』Ushuaia(ウシュアイア)まで、そこからチリに入ってフィヨルド内を船を使いながら北上できたら
メッチャ楽しそうだなと思ってたんだけど、軽く調べたところ船はスゲー金かかりそうだったから半ば諦めてたんだ。
だから北上もアルゼンチン側をバスで移動して、いいところからチリに入ってまたバスかなと思ってたんだけど、でも現地入ってから
ちゃんと調べたら、船でも思ってたより安く移動できることがわかって、当初思い描いてたルートで移動できて良かった。

ほとんどの人が陸路でパタゴニアに入って飛行機で出ていく、またはその逆、もしくはINもOUTも飛行機を使って極地だけを訪れるって人が多い中、
オレはラス・グルータスからパタゴニアに入ってウシュアイアまで行って、そこからチリに入ってプエルト・モントまで、
パタゴニアをグルッと1周全て陸路・海路を使って移動できたのは、スゲー面白かったし本当にいい経験だった。
実際、移動費や宿代を考えたら飛行機使ったほうがはるかに安く済むんだけど、飛行機では行けない道中の小さな街や景色がいっぱい見れたしね。
時間と金と苦労をかけたぶん、安さや便利さをとったら得られない経験がいっぱいできた。

特にチリ側のフェリーを使いながらの移動はスゲー楽しかった!
情報ほとんどなし、バス調べても出てこない、現地行ってみて調べるしかない、結果毎日は運行してないとか1日1本とか、フェリー延期とか、
現地で宿探すとか、風邪ひくとか(笑)、久しぶりにとりあえず現地行ってから明日の予定とルートを考えるみたいな、手探りの旅らしい旅ができて
メチャメチャ楽しかったね!
ただ、明日のバスやフェリーを逃すと5日も6日も待たなきゃいけないとかって運行状況の都合と、宿代が高すぎたりってのもあって、
1〜3泊の短い滞在で移動を繰り返すことになっちゃったのはちょっと残念なところ。

予算や天気の都合でハイキングなんかの山歩きもほとんどしなかったけど、個人的には『世界の果て』ウシュアイアまで行けたこと、
それとGlacier Perito Moreno(ペリト・モレノ氷河)を見れたことがパタゴニアでのハイライトで、それだけでもここまで来た価値があるって
思える素晴らしい経験ができた。他にも、どこ行っても素晴らしい景色、落ち着いた街並み、アザラシ見れたりとか、本当に素晴らしい地域だった。
チリ側は小さい街ばっかりで、木造の家、どの家も薪ストーブ、中には船が唯一の交通手段っぽい街もあって、もう何十年も変わらない生活を
してるんだろうなって街をいくつも、短い時間だけど見れたのもいい経験。

パタゴニアはアルゼンチン側もチリ側も物価は高い。ってかパタゴニアに限らずアルゼンチンもチリも物価は高いんだけどね。
まぁこのBlog書いてる時点ではチリはパタゴニアしか行ってないからこの地域の値段しかわからないけど、話聞く限りではチリ北部より高いみたい。
アルゼンチン側もチリ側も首都から遠く離れた地方だから、物流の困難さを考えればこういう物価だろなって感じ。
アルゼンチンはパタゴニアに限らずだけどバス代がメッチャ高い。宿も高い。
チリは小さい街ばっかりだから宿代がさらに高い。ドミトリーで3,000円から4,000円かかる。
ちなみに酒はどっちの国も安くて、特にアルゼンチンの方が安かったのは幸せだったところ(笑)
どっちの国でも少しでも安い宿がありそうな街を探す・そしてそこまでの交通手段とか交通費を調べるって作業が結構大変だった。

治安はネットでは『パタゴニアの治安は比較的いい』って書いてあるけど、アルゼンチン側もチリ側も比較的どころじゃなくマジでいい。
こんなに安心して旅できたのは初めてってくらい。
深夜1時に酒買いに外出たら、若い女性が1人で歩いててマジ驚いたよ。それくらい治安いい。
治安がいいってのはそれだけで幸せだなって改めて思った。
どこの街でも水道水が飲めるのも助かったな。

 

パタゴニアの旅は、ずっと行きたかった『世界の果て』ウシュアイアまで行けたことや、1つの地域をこれだけ時間と金をかけて多少の苦労や
トラブルもありながら旅したことなどで、ここでこの旅の1つの区切りになったなと思う。
金にもうちょっと余裕があればのんびり時間をかけて、ハイキングしたり小さな街にも滞在してみたかったとか心残りはいっぱいあるけど、
今のオレにできる範囲でオレなりのやり方で楽しめたと思うし、今は達成感と満足感でいっぱい。

1つの区切りがついたし、これからSantiago(サンティアゴ)に行って少し休憩してから、気持ち新たに残り少ないだろう旅をこれからも
目一杯楽しむよ。この先も楽しみにしてたところがいっぱいだからね!
パタゴニアで平和ボケしちゃった気持ちも少し引き締めないと。なんたってここは南米。

パタゴニア、本当に素晴らしい場所だった。離れるのが名残惜しい。
ジジィになったらこの地で生涯を終えられたら本当に幸せだろうなってマジで思ったよ。ぜひまた訪れたい!

 

 
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