Durres(ドゥラス)からSaranda(サランダ)へ

1/27(Mon)

無事Saranda(サランダ)には着けたけど、最近のヨーロッパでの楽チンな移動に慣れててナメてかかったらなかなか大変な移動だったよ。
先進国のぬるま湯に浸かり過ぎてたわ(笑)

 

起きて宿の朝食。
昨日の夜Saranda(サランダ)への行き方聞いたら『わからない』って言われたのとは別のスタッフがいたから聞いてみたら、彼女も
『わからないからバスターミナルで聞いてみて』だって。なんてこったい、結局情報は古い日本人のBlogしかないまま10:00チェックアウト。
同じ宿のスペイン人も偶然今日からSaranda(サランダ)へ行くらしく一緒に行こうぜって話してたんだけど、オレがのんびりし過ぎたせいで
先に行かれちゃったから1人で出発。

一応その日本人のBlogをまとめると

  • Durres(ドゥラス)には2つバスターミナルがある。街の中心にあるのは首都や北部の街に行くターミナル。
    南の方にあるターミナルは南部に行くバスのターミナル。サランダもこっち。
  • 南部に行くバスは1時間に1本。
  • 中心にあるターミナル近くのバス停からPlepa行きの市バスに乗れば南ターミナルに行ける。
  • 早いバスは14時ごろには終バス。
  • Albania(アルバニア)のバスはスケジュールや路線がしょっちゅう変わるし現地の人も把握してないことが多いからよく確認して。

って感じ。最後の2つが気になるところ。
とりあえず10分くらい歩いて中心にあるバスターミナルへ行って、そこら辺の話しかけてきたタクシー運ちゃんに聞き込み。
何人かに聞いたけどみんな『首都のTirana(ティラナ)に行かないと行けない』ってのと『オールドマーケットからバスが出てる』ってのの2つの返事。
オールドマーケットってどこだ?そんなどこの街でもありそうな地名わからん。そして誰1人として南ターミナルとは言わなかった。

まぁ南ターミナルに行ってみようと思ってバス停で10分くらい待つとPlepa行きのバス到着。
車掌のおばちゃんに『バスターミナル?』って聞いたら頷いてくれたから乗車して運賃支払い。40Lek(≒66円)現金のみ。

これ、結構驚いたね。
England(イングランド)の市バスはクレカのタッチ決済で乗れる。値段不明だけど結構高い。
France(フランス)は1度も乗ってないけど、確かメトロのチケットと共通で€2.15(≒2349円)。
Italy(イタリア)は何度か乗ったけど、どこでチケット買えるのかわからないし車内についてる機械もぶっ壊れたりしてて、現地の人と同じように
無賃乗車してたけど(笑)、メトロが€1.5(≒243円)だったから多分それくらいのはず。
で、ここアルバニアはたった66円。しかも車掌が回ってきて現金で払うっていうレトロなシステム。同じヨーロッパなのにこんなに違うのか。

10:30、Plepa到着。車掌もここだよって教えてくれたよ。歩いてすぐのところにバスターミナル。

日本人のBlogによるとここからサランダに行けるバスが出てるはず。ここでも数人に聞き込み。
最初に聞いたタクシー運ちゃんは『あのバスでBerat(ベラト)に行け。そこからサランダ行きのバスが出てる』とのこと。
もう1人の運ちゃんに聞いたら『首都のティラナに行け』。え?ここからサランダ直接行けないの?
でもターミナルにある時刻表が書いてある看板にはサランダ行きの時間書いてあるんだよね。時刻表によると次のサランダ行きは14時。3時間後。

しばらくターミナルでどうしようか考えてたら、最初に話聞いた運ちゃんが『まだいたのか?なんでベラト行かないんだ?』って聞いてきたから
『あそこの時刻表にサランダって書いてあるから待ってみようと思う』って言ったら
『変更になってるからあれはもう機能してないんだよ。サランダ行きのバスは無いよ』だって。
この運ちゃん、多分悪い人じゃない。オレのタクシー乗れとか一言も言ってこないし、誰かに斡旋したりもしない。単純に親切に教えてくれてる。
で、『なんでさっきのベラト行きのバス乗らなかったんだ?ベラトからサランダのバスは14時が最終。さっきのに乗らないと間に合わなかったんだぞ。
もうベラトに1泊して明日サランダに行くしかない』とのこと。なんてこったい!それ早く言ってくれ!サランダの宿も予約しちゃってるのに!

まぁもうしょうがない。これ以上の情報ないし。次の便のバスでベラトに行くことに。
バスの運ちゃんにも一応『サランダに行きたいんだけどこのバスでベラトに行けばサランダまで行ける?』って聞いたら『YES』ってことだから乗車。
…今思えばここでこれを聞いといたから今日中にサランダ着けたんだな。

バスっていうか、中央アジアでよく乗ってたマルシュルートカと同じようなミニバスだね。

乗車から1時間待って12:50出発。今日は多分ベラトで1泊か。ネット使えないから宿予約できなくて歩いて探さなきゃいけないし、
サランダでの1泊分ムダになっちゃったな…。

バスでは寝てたんだけど、13:30バスが停車して起きたら、運転手がオレに
『降りろ。ここで待ってればサランダ行きのバスくるから』って言われ、寝ぼけてアタマよく回ってなくて言われるまま降車。
ここまでの運賃300Lek(≒497円)。

地図見るとベラトのだいぶ手前。Lushnja(ルシュナ)って街外れのガソリンスタンドの前。周り何もない。
いやーちょっとこれはヤバくないか?本当にここをバスが通るのか謎だし、まだ13:30だけど日本人のBlogによると早いバスは最終が14:00。
どこから出たバスがここを通るのかわからないけど、ヘタしたらそろそろバス通らないかもしれない時間じゃん。
で、こんな何もないところに置き去りにされちゃって。ヒッチハイクしてルシュナに行ったとしても宿があるような街かわからないし、
こんなとこでこんな時期に野宿とか死ぬんだけど。

と思ってたら、たった10分くらいで運よく『SARANDE』って看板出してるバスが!手あげてバス停めて運転手に『サランダ?』って聞いたら
『YES』ってことで飛び乗った。

いやー良かった!マジ良かった!諦めてたけど、これで今日中にサランダ行ける!
さっきのバス乗る時に『サランダに行きたい』ってのを伝えといたおかげだわ!
『SARANDE』って書かれた看板の裏には『TIRANA』って書かれてたから、首都のティラナから来たバスっぽいね。

いい景色!
途中1回休憩挟んで16:50、無事サランダ到着!バス代1,200Lek(≒1,987円)。
10分歩いて宿到着!

しばらくするとドゥラスで同じ宿だったスペイン人も偶然また同じ宿にやってきて再会。
彼にどうやってここまで来たか聞いたら、やっぱりオレと同じくドゥラスの南ターミナルに行きベラトまで行って、バス乗り換えてここまで来たって。
オレは途中で降ろされてバス乗り換えてきたおかげで彼より早く着いたみたい。
彼はここまでトータル1,900Lek(≒3,145円)、オレは1,500Lek(≒2,483円)だから随分安く来れたな。

夜は宿のスタッフのアルバニア人とウクライナ人、宿泊者のアメリカ人とシンガポール人とトルコ人とオレの6人で酒飲みながら日付変わって2時過ぎ
まで喋ってた。こういうの久しぶりで楽しかったな!

 

っていう運良かったみたいな、カケだったみたいな移動だったよ。
今回の移動でよく分かった。ヨーロッパだしと思ってナメてた。ちゃんと下調べしてから移動しないと痛い目見るわ。
でもスゲー勉強になった。情報ない・人によって言うこと違う・全然便利じゃないとか、同じヨーロッパでも先進国とこんなに違う。
今回思ったのは、中央アジアと同じレベル。これでもEUに加盟しようとしてるのかとか、かなり衝撃だった。
次からはちゃんと調べて移動するようにしよっと。ま、とりあえずちゃんとサランダ着けてめでたしめでたし。

 

 
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