Khujand(ホジェンド)からOsh(オシュ)へ Kyrgyzstan(キルギス)編スタート!

7/30(Tue)

今回の旅13ヶ国目、Kyrgyzstan(キルギス)編が今日からスタート!
本当はキルギス目指すために今日はUzbekistan(ウズベキスタン)に戻って、数日かけてウズベキスタンを移動してキルギスへって思ってたんだけど、
何故かあれよあれよという間にOsh, Kyrgyzstan(キルギス・オシュ)まで来ちゃった。
1日で2回国境越え・3ヶ国に滞在するっていう、なかなか面白い1日だったね!

Khujand(ホジェンド)からカニバダムへ Tajikistan(タジキスタン)出国

今朝、前日のBlogを書き終わってスマホを見たら、キルギス行きについてやり取りしてた旅行代理店からメッセージが来てた。
昨日の夜オレが送った『このパーミットではパミールしか通れないのね?』ってところからやり取りが止まってたんだけど、『Yes』って返事。
続けて『あなたがいるKhujand(ホジェンド)近くの国境のパーミットも発行できるよ』ってメッセージ。
もう!できるならなんで最初からどの国境通るのか聞かないんだよ!どの国境が通れるのか聞いたら『全ての国境』っていうからお願いしたのに
勝手にパミールのパーミット発行して、今更ほかの国境のパーミットも発行できるなんて!
でももう怒ってもしょうがない。今更新しいパーミットお願いしても、また発行に3日はかかるだろう。発行は最短でも多分8/2。
オレがTajkistan(タジキスタン)に滞在できるのは8/3まで。余裕持って8/2には出国したい。
パーミット取れたとしてちゃんと国境通れるのかも謎だし、こんなギリギリの賭けみたいなことできないもん。
『タジキスタンに滞在できる期間がもう切れるから必要ない。ウズベキスタンへ向かう』って返信。何も返信来なくなった。
もう勝手に発行されたパミールのパーミット代、払わなくていいよね?

やり取りの後、どうするか考えた。
予定通りキルギス目指すか、もうキルギスは飛ばしてKazakhstan(カザフスタン)目指すか。今日出るか明日出るか。
いろいろ考えたけど、
『やっぱりキルギスへ行こう!まずはキルギスのOsh(オシュ)を目指す。
そこ行くために今日の目的地はKokand, Uzbekistan(ウズベキスタン・コーカンド)。そして数日かけてオシュへ。出発は今日!』
ってことにした。
…あとから思ったけど、国越えるのを当日決めるとか日本に住んでたらなかなか有り得ない発想だよね。
オレのテキトーさにもずいぶん磨きがかかったなと思った(笑)

そうと決まれば急いで荷物まとめて宿チェックアウト。
コーカンドへの行き方は昨日レストランの店員の若者にも教えてもらったけど、一応宿のスタッフのおばちゃんにももう一度確認。
『ここから道沿いに行くと乗合タクシー乗り場がある。カニバダム行きのタクシーに乗ればウズベキスタンとの国境まで行ける。
カニバダムまでは高くても50c(≒720円)』とのこと。昨日の若者が言ってたことと同じ。
さらに『タクシー乗り場に着いてヤバい金額ふっかけられたり分からない事があったら連絡して』って言って電話番号も教えてくれた。
昨日会った時は感じ悪いおばちゃんだなと思ったけど、本当はすごい親切だったんだね(笑)ありがとう!

11:00宿出発。
歩いていると1台の車が寄ってきて、どこ行くんだ?って感じ。
『コーカンドまで行きたい。まずは国境のカニバダムまで』と答えると『オレも今からカニバダムまで行く。乗れよ!』だって。
家族でカニバダムまで行くっぽい。ラッキーと思ったんだけど電卓叩いて見せてきて200c(≒2,883円)だって。
たけぇ!こっちも電卓で50ってやって見せたけど、今度は100って見せてきたからお断り。
歩き始めてずいぶん離れてるのにずっと大声で引き留めてきたけど全部シカト。
そしたらわざわざUターンして戻ってきて50cでいいって言ってきたから、国境までって翻訳アプリで見せたら向こうから断ってきた。
そんなヤツの車乗りたくなかったからよかったよ。

乗合タクシーの乗り場は思ってたより遠くて、40分くらい歩いてやっと到着。
カニバダム行きの乗合タクシー乗り場はホジェンドの南東側街のはずれ。Googleマップだと『アフトスタンツィヤ・ガフロフ』って
バスターミナルの道向かい辺り。

こんなとこ。

運ちゃんには英語通じなかったから『コーカンド!ウズベキスタン!国境!カニバダム!』って連呼したら70c(≒1,009円)とのこと。
何度言っても50cにならないから、せっかくだし宿のおばちゃんに電話。
おばちゃんが運ちゃんと話してくれて、カニバダムまでは50cだけど国境までだったら70cだって、とのこと。
そういうことね、それならOK!
タクシー乗って12:00ちょうど出発!

13:00ちょっとにカニバダムの街到着。ほかの乗客降ろして回って、最後にオレを国境まで。13:20国境到着。

出国審査は一瞬。滞在登録してないけど、何も聞かれることはなかった。
さらばタジキスタン!

Uzbekistan(ウズベキスタン)入国 & Osh(オシュ)へ行き先変更!

ちょっと歩いて今度はUzbekistan(ウズベキスタン)の入国審査。
入国審査はこっちも一瞬だったけど、久しぶりに陸路の出入国で荷物検査があった。
ま、簡単な検査で、機械に荷物通してバッグ開けて『これは何?』って2つ3つ言われて答えただけ。
13:40、ウズベキスタン再入国完了!
一度行った国に戻ってくるって今まで何度か経験してるけど、毎回なんとなく落ち着くね。

国境周辺は何もない。子供がやってる屋台のジュース屋さんがあるだけ。

入国した瞬間に大勢のタクシードライバーに囲まれる。
そしてみんな『どこ行くんだ?Oshか?Oshか?』って言いながら電卓で金額見せてくる。
Osh(オシュ)ってのはウズベキスタンとKyrgyzstan(キルギス)との国境近くにあるキルギスの街。
メッチャ驚いた。オレはキルギスのオシュ目指してるんだもん。
そこへ行くためにウズベキスタンに来て今日はKokand(コーカンド)、ほかの街も経由してオシュへって思ってたのにここからオシュまで
直接行けるなんて!

『ちょっと待って、どうするか考えるから』って言ってるのに、英語通じないせいか値段交渉されてると思ったみたいで
勝手にどんどん値段が下がっていく(笑)
最初に電卓で出された金額は$60(≒9,074円)。それが50になって40になって最終的には30って出してくるヤツまで。
とりあえずオシュまでの距離とか時間とか調べたいから、前にウズベキスタンに滞在してた時に使ってたSIMカードに差し替えてスマホ使えるように。
調べたらここからオシュまで240km、4時間半かかるらしい。時間的には全然行けるな。
$30って出してきた運ちゃんにもう一度『$30?』って聞いたら、また勝手に値段が下がって$25って表示。
試しにこっちも$20って出してみたらあっさりOK。この感じだったらもうちょい下げれたんじゃないかな。
相場がいくらなのか分からないけど、でもまぁ、$20って約3,024円。5時間近くかかる道だし、最初の予定通り何ヶ所か街寄ってたら
宿泊費とそれぞれの街への交通費で絶対これ以上の金額かかるから、これで満足。
ってことで急遽行き先変更。コーカンドはヤメ。ウズベキスタンには滞在しないでこのままキルギス・オシュを目指すことにした。
急いでオシュでの宿予約とキルギスのオフラインマップをダウンロード。
近くにいたおっちゃんが個人的に両替やってたから、余ったタジキスタンのお金をウズベキスタンのお金に両替。手数料100円くらい取られたな。

乗合タクシーだから、乗客が揃うまで待ち。
なかなか客が揃わなくて、途中で『客来ないから$60で』て言われたけど『じゃあ乗らない』って言ったら慌てて引き留められてまたしばらく待ち。
結局客が揃って出発したのは15:00近く。1時間待った。
$20って話でタクシー乗ったけど、そんなに手持ちないから途中でATMに寄ってもらってタクシー代ちょうど分だけウズベキスタンのお金入手。

乗車から30分でタクシー乗り換えさせられた。
最初はオレ1人だったんだけど、アチコチ寄りながら人や荷物をピックアップ。
その割にオシ近くのウズベキスタン国境に着いたのは19:00。思ったより早かった。ずいぶん飛ばしてたもんな。
一緒に乗ってたのはご家族で、2〜3歳の男の子がずいぶん懐いてくれて可愛かったな!

Andijon(アンディジャン)からUzbekistan(ウズベキスタン)出国

国境の周りはちょっとした市場みたいになってて賑やか。
最近通った国境は何もないところばっかりだったから新鮮。

市場のすぐそばにイミグレ。19:10。

混んでてちょっと時間かかったけど、出国審査自体はすぐ終わった。キルギスの後はどこ行くの?って聞かれたくらいかな。
さらばウズベキスタン!たった5時間半の滞在。
出国したウズベキスタンの国境は、パスポートのスタンプだと『Andijon(アンディジャン)』。近くにある街の地名だね。

Osh(オシュ)からKyrgyzstan(キルギス)入国

続いてキルギス側で入国審査。

キルギス入国はメッチャ混んでた。
待ってる間に隣にいた女性が『英語話せる?どこ出身?』って聞いてきたから『日本だよ』って答えたらメッチャ嬉しそうにしてた。
キルギス人で、ウズベキスタンに行って戻ってきたところだって。
周りにいたおばちゃんたちもその女性に『どこどこ?え?日本?』って聞いてなんか大盛り上がり。
しかめっ面したおっちゃんも、女性から日本って聞いた途端に驚いた顔して、そのあとメチャメチャ笑顔になってた。百面相かよ(笑)
オレ、アイドルだな(笑)

ずいぶん時間かかって、結局入国できたのは20:00くらいだったんじゃないかな。入国審査自体は簡単に終わった。
キルギス側も国境を抜けるとちょっとした商店や両替屋が集まってて賑やか。

案の定タクシーの運ちゃんが話しかけてきたけど全然英語通じなくて会話に苦戦してたら、さっきの女性が走って寄ってきて
『一緒に写真撮って』だって。オレ、もうスターじゃん(笑)
写真撮った後女性が通訳に入ってくれて、オシュの宿までキルギスのお金で500c(≒898円)だって。
なんか高い気もするけど相場もよく分からないし、オレ今スターだし(笑)、それでOKしたよ。
キルギスのお金は1,000c(≒1,796円)だけたまたま持ってたから助かった。
ウズベキスタンに滞在してた時に同じ宿の日本人女性がちょっとだけウズベキスタンのお金が足りないって言ってたから交換した分。
今はこれが全財産。

女性とサヨナラしてタクシー乗って、20:30ごろ宿到着、チェックイン。
案内された部屋には日本人男性が泊まってた。本当最近よく日本人と同じ宿になるな。中央アジアなんて日本人にはあまり馴染みがない地域なのにね。
ちょっとお喋りしてからATM行って晩飯。

宿戻ってシャワー浴びて、どうしてもビールが飲みたくなってすぐ隣の高そうなレストランへ行ってビール1杯だけ注文。
レジには店員の若者が5人くらいいて、出身聞かれたから日本って答えたら大盛り上がり。
どうなってんの、この国?オレ大スターだな!(笑)
今までどこ行っても日本ってだけで喜ばれることが多かったけど、今のところこの国での日本人気は凄まじい!
特にすぐ隣のウズベキスタンやタジキスタンでは、日本人って言っても『ニーハオ』って言われたり『日本って中国でしょ』って言われたりして
日本の認知度低いのかなって思ってたけど、この国ではすごい人気。ま、今のところね。
ちなみに世界には今でも、日本って名前は知ってるけど中国の一部だと思ってる人は結構多いらしいよ。

店員のうちの1人の若者は本当に日本が大好きらしく、ビール飲んでるオレのところに来て目キラキラさせながら喋ってた。
こういう若者見てると嬉しくなるね。絶対日本に来て、大好きだという日本を感じてほしいと思う。
それと同時にちょっと申し訳ない気持ちにもなるな。
彼が言うように、確かに日本には素晴らしい文化があって歴史があって発展してて美しい景色があってってオレも思うけど、
たまたまオレが日本人だってだけ。先人たちの立派な行いや国の国際社会への貢献のおかげなどで日本人ってだけで喜ばれることが多いけど、
別にオレが何かしてる訳ではないからね。プラプラ旅してるだけだもん。そんなキラキラした目で見られても…って感じちゃうよ。
ま、オレにできることは、そういう先人たちが作ってくれた日本のいいイメージを壊さず次の世代へと送ることだね。

 
そんな感じで1日終了!長い1日だった!
1日で2つの国境越え。タジキスタン・ウズベキスタン・キルギスと、3ヶ国に滞在。パスポートにスタンプが4つも増えた(笑)
日本いたらなかなか出来ない経験なんじゃないかな。っていうか思いつきもしなそう(笑)面白い1日だったね!

朝、当日にウズベキスタン行きを決めたり、途中でキルギスまで行こうって行く国自体を変えるなんて、
本当にオレって予定立てない・立ててもすぐ変える・テキトーだなとも思ったけど、それがオレらしいとも思った。
まさにCapricious!

Kyrgyzstanのお金

キルギスのお金は『ソム』。街中では『〜c』って書いてあったから、これで書いていこうかな。タジキスタンと一緒だね。
今日のレートで1c≒1.783円。
ウズベキスタンは『スム』、タジキスタンは『ソモニ』、ここキルギスは『ソム』。ややこしいな。

時差は日本から−3時間。すぐ隣のタジキスタンやウズベキスタンは4時間だったのに。
3時間って、India(インド)だって3時間半だったのに何でだろ?
時差だけ考えればまた日本に近づいちゃって、世界一周がまた遠のいたわ(笑)

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