旅人らしい1日

昨日見に行った『クウェー川鉄橋』を通る『泰緬鉄道』。
旧日本軍がイギリス兵の捕虜やタイ人ミャンマー人を使い、大勢の犠牲を出して造られた鉄道。
今日はその列車に乗って終点・Namtok(ナムトック)まで行ってきた。
今いるKanchanaburi(カンチャナブリ)から日帰りのプチ旅行。
ナムトックに行きたいってわけじゃなく、この列車に乗りたかった。あとは列車からの景色が見たくてね。

カンチャナブリ発ナムトック行きが6:08・10:35・16:26・(9:30土日のみ)
帰りのナムトック発が5:20・12:55・15:30・(14:25土日のみ)
片道2時間だから、10:35に乗って帰りは14:25か15:30かな。ナムトックには滝があるみたいだから、一応水着持参。
混んでて窓側座れなかったら嫌だから、ちょっと早めに10:00頃カンチャナブリ駅でチケット購入。100B(≒420円)。
列車が駅の来たのは11:00。やっぱり遅れるんだね。列車はガラガラだった。
出発してすぐ、昨日見に行った『クウェー川鉄橋』を通過。

昨日は橋から列車を見て、今日は列車から橋を見た。昨日同様、大勢の観光客で賑わってた。

その後はずーっと長閑な風景。
森の中を通ったり、田んぼや畑の中を通ったり。

天気もいいし、列車も古くてエアコンないから窓全開で風も気持ちいい。
いい景色見ながらいい風浴びて、ぼーっと過ごす。贅沢な時間だなと思ったね。

しばらく走って12:00くらいかな、突然『ガンッ!』って音。直後に踏切通過したらぶっ壊れた遮断機。
え?なに?って思ったら列車停止。窓から顔出して後ろ見てみたら踏切のところに壊れた車。前見たら先頭車両に車のバンパーらしきものが引っかかってる。
どうやら踏切に車突っ込んできたみたい。
近くに座ってた人が野次馬に行って戻ってきた話だと、車に乗ってた人は無事みたい。とりあえず良かった。
田舎だからかずいぶん経ってから警察と救急車到着。その間に先頭車両からバンパー撤去。まさかタイでこんな事故に会うとは思わなかったよ。
なんだかんだ1時間近く停まってようやく出発。

その後、この鉄道の1番の見どころがすごかった。

これ、進行方向向かって左側。

これ右側。

これ下。
こんな崖削って線路通したなんて、当時本当に大変な工事だったんだろうね。
スゲースリルだったよ。崖側なんて本当ギリギリだからね。Instagramに動画も載せようと思ってるから是非!

そこから数駅行ったところで、列車がなかなか発車しない。
車掌さんが回ってきて、故障だって。さっきの事故のせいだろうね。
『1時間くらいかかるから飯食ってきていいぞ』だって。
ちょうど腹減ってたから列車降りて駅の近く歩いてみたんだけど、食い物屋なんて1件もないじゃん。
しょうがないからポテチでも買おうと思ったら『出発するぞー!』だって。何だよ、10分くらいしか経ってないじゃん。ポテチも買えなかったよ。

で、結局ナムトック着いたの14:40。時刻表だと12:35到着予定だから2時間の遅れ。4時間もかかった。
帰りは15:30の列車に乗るつもりでいたけど、もうきっとダイヤメチャメチャじゃん。何時になるのかわからないから
カンチャナブリ行きは何時?って駅員に聞いたら『15:30。今日の最終だよ』だって。
なんてこったい、それは定刻で出発するのかよ。もうあと50分しかないんだけど。滝にもどこにも行けないじゃん。
ってことで駅前の食堂で遅めの昼飯とビール1本飲んでもう15:20。ナムトックおしまい。
確かに今日の1番の目的は列車に乗ることだったから目的は達成したんだけど、せっかくのナムトック、ちょっとは観光したかった。
でも凹んでもしょうがないからさ、開き直ることにしたよ。『4時間もかけてビール飲みに来た!メッチャ贅沢!!』ってね(笑)
思い通りにいかないのが旅だし、そんなトラブルがあるから面白いじゃん。普通じゃない経験ができたんだからそれでよし!

帰りは15:30定刻に出発。特にトラブルなし。
単線だから、途中対向列車の通過待ちでしばらく停まってたくらいかな。カンチャナブリ着いたのが約30分遅れの18:00。

『泰緬鉄道』面白かった。
景色もいいし断崖絶壁を走るのはスリルもあって面白い。歴史的なこともあるから、カンチャナブリ訪れた日本人には是非乗ってもらいたい。
当時どれほど大変な工事だったのか、よくわかる。
ナムトックは全然見れなかったのは残念だけど、『トラブってうまくいかなかった』って意味では、旅人らしい1日を過ごせたと思うよ(笑)
何でも楽しい方に考えなきゃ損だよね!

〈 TOPへ 〉

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Thailand(タイ)

前の記事

クウェー川鉄橋
Thailand(タイ)

次の記事

ロイクラトン